TOP
   第187回『まちむら興し塾』 2022年7月19日
  
   
テーマ 
  
 
樋口誠司さん『中山道ひとり旅』道中記

   司会 NPO法人ふれあいまちむら興し塾理事長 樋口誠司さん
   『まちむら興し塾』 勉強会の様子・参加者写真
 まえがき
 7月のコメンテーターは、大宮観光ボランティア会の深津さんから活動に

 ついて、お話しをしてもらう予定でしたが、体調不良とのことで、急遽、樋口理事

 長が2021年に江戸日本橋から京都三条大橋まで中山道を踏破した、悲喜交々の

 道中紀行の話しとなりました。
 旧中山道 Google map クリック拡大します
 1.街道とのご縁ときっかけ
   
  ● 1991年 卒業旅行で歩いた東海道
   (江戸日本橋→京三条大橋)
  *1991年春・秋 1992年春 15日

  ● 1992年 週末に歩いた日光道中
     (宇都宮宿→鉢石宿)
     *秋 1日

  ● 1993年 自転車で走った東海道
     (江戸日本橋→京三条大橋)
     *夏 5日

  ● 2000年 付き合いで歩いた甲州道中
     (甲府柳橋宿→勝沼宿)
     *冬 1日  

 2020.12.30  
  甲州道中 栗原宿-勝沼宿間
 
 中仙道行脚記録
 2.記録

   SNS “*Note”に記録 
    *連載回数29

https://note.com/sh173
 

  中山道六十九次 (29) 草津宿 --- 京都三条大橋(完)   
 

 草津駅前のエストピアホテル、

リーズナブルで超快適、

お世話になりました。

 

街道に向かうため、

天井川の土手・・・,

 
  

▽1991年3月23日 

30年勤めた会社の入社前に、東海道を歩きました。


 ▽2021年3月21日 

30年勤めた会社の退職後に、中山道を歩き始めました。

京都まで一気に歩く、"気力"、"体力"、"時の運"、が無いので、行けるとこまで歩く事を繰り返します。

 
 3.データ

   江戸日本橋 - 京都草津・京三条大橋

2021年
0321 江戸日本橋出発

0501 本庄・高崎    高崎・灯り屋

0515 追分       油屋

0516 長久保・下諏訪  長久保 民宿 みや

0612 下諏訪・洗馬   洗馬  民宿千倉

0626 薮原・福島    福島  蔦屋

0710 湯原・妻籠    妻籠  大吉

0723 中津川・大井   中津川 プラザホテル

0724 大井・細久手   細久手 大黒屋

0806 太田・鵜沼    犬山  川美屋

0807 鵜沼・加納    岐阜  ウィークリー翔

0820 垂井・醒井    醒井  居醒井

0821 醒井・武佐    武佐  ビジネスホテルシェル

0822 武佐・草津    草津  エストピア

0823 京都三条大橋   到着


◆ 歩行日数 28日

◆ 歩行距離 552.2㎞ 19.7㎞/日

◆ 総費用   31万円  1.1万円/日  

      ● 宿泊代   95,550円、

   ● 食事代   85,500円
      朝食2,500 昼食44,000 夕食39,000円 

   ● 交通費 132,473円 途中自宅から目的地移動交通費

 ◇ ⇒ 行脚日程記録&費用詳細細データ
  トップページへ
  4.私の三大中山道
  街道歩きの楽しみ方の一例として、中山道を歩いた際に、史跡以外に多層的な

 楽しみ方があり、今回は10層のテーマに分けてそれぞれの、私の中山道ベスト

 3を紹介しました。
    28日の道中、印象深かった“モノ”や“コト”を、10の切り口で、
    
    それぞれ三つ選んでみました。
 
 (1)峠道編
   

① 和田峠

  2021.05.30

  峠手前の道が

  天国の様にふかふかで

  夢心地でした。

 

② 馬籠峠

  2021.07.11

 妻籠の名残と木曽五木、

 峠から望む美濃の田園、

 異國情緒を感じました。

   

③ 十三峠

 2021.07.24

 これでもかと現れる小峠

 時々現れる里山風景、

 終わらないで欲しかった

  (2)昼飯編

 

① 深谷宿

  2021.04.24

 街道沿いの知人と会い、

 共に歩いた後に寄った店

 忘れられない蕎麦の味。

 

② 和田峠山頂

  2021.05.30

 前泊した民宿みやで、

 作ってもらったお弁当、

 身体に沁みました。

 

③ 塩尻峠下り道

  2021.06.12

 空腹絶頂時に現れた店で

 ご当地ジンギスカン、

 ビールが進みました

(3)夕飯編  

 

① 高崎宿の日本酒バー

  2021.05.01

 群馬の知人と、

 日本酒オタク経営の店で

 人生を悟りました。

 

② 大井宿の小料理屋

  2021.07.23

 雨上がり寄った裏道の店

 店主と開会式を観て、

 平和を感じた夜でした。

 

 太田宿

  2021.07.25

 最高気温多発エリアの、

 苦行の道を歩いた後の、

 美濃の豚は別格でした
 

4)旅籠編

 
 

① 追分宿 油屋

  2021.05.15

 階段を這い昇る姿を見て

 翌朝部屋前にこの箱が、

 歩く決意を頂きました 
 
 

② 細久手宿・大黒屋

  2021.07.24

 大名の宿泊した部屋、

 街道の文献と旅日記、

 興奮し眠れぬ夜でした 
 
 

③ 醒井宿・居醒庵

  2021.08.20

 窓の外には

 川の輝きと街道の静寂、

 何も要らない夜でした。

(5)風景編 

 

① 小野の滝

  2021.06.27

 江戸時代の人々が道中、

 どんな思いで眺めたか、

 想いを馳せていました。

 

② 南木曽町の木曽川

  2021.07.10

 この付近の木曽川は、

 一生忘れられません、

 そんな情景でした。

 

③ 落合宿を望む坂道

  2021.07.11

 美濃に入り広がる平地に

 土地の豊かさを感じつつ

 寂しさを感じました。

(6)穴場編

 

① 本庄宿

  2021.05.01

 豊かな宿場町の栄光が、

 町の隅から隅まで感じて

 また来たいと思いました
 

② 茂田井間の宿

  2021.05.29

 鉄路・国道からも離れた

 小さな町に酒蔵が二つも

 衝撃を受けました。

 

③ 木曽平沢

  2021.06.13

 奈良井宿の手前に、

 普通に江戸が残っている

 そんな町でした。

(7)遺稿編

 和田峠下り石小屋

  2021.05.30

 急斜面に50mの避難所

 石を運んだ人の苦労を想
 い、
立ち尽くしてました。

 

 石小屋跡

 七曲り途中にある石小屋は、和田峠の中でも急峻で特に難儀した場所であり、特に雪が

 降ると寒さに震える場所であったため、安政2年、下原村の名主らが旅人や物資輸送の

 ため石小屋を建てました。

   街道に面した方は囲いがなく、それ以外の3方を石で囲んだものですが、風雪は防ぐ

 ことが出来ました。

  和宮通行の際には中に炉と椅子が設置され、利用されました。高さは2mほど、街道
 
 に面して30間(約55m)もあったそうです
 


 

 木曽の桟(かけはし)

  2021.06.27

 説明文を読んで、凄いと
 大声が出てしまう、

 そんな遺構でした。

 

「木曽の桟、太田の渡し、碓氷峠がなけりゃよい」といわれた中山道の難所、木曽の棧

(かけはし)。棧とは断崖にへばりつくように築かれた参道のこと。

 

長野県木曽郡上松町の木曽川沿いに続く、中山道(なかせんどう)の難所。松尾芭蕉の

「桟橋や命をからむ蔦葛(つたかずら)」(『更科紀行』)など、多くの文人によって

歌が詠まれてきました。

 木曽川沿いの古道には、断崖に設けられた桟道もあったのが名の由来です。

   

 断崖部分を長さ102m、幅6.7m、高さ13mの石垣で補強し、その上に3つの

木橋を架橋。その後も補修が行なわれていますが、明治44年の宮ノ越駅〜木曽福島駅

間の中央線延伸開業により、石垣のみとなっています。

 

 現在では旧国道19号の下部に石垣だけが残るので、対岸の駐車場からのみ見学が可

能。平成26年3月29日、対岸にかけはしトンネル、あげまつ大橋で抜ける新ルート

(国道19号)が完成しています。

 

 

③ 無賃橋

  2021.08.21

 近江商人が富を分け与え、

 無賃で渡れる橋を架けた

 心意気の遺構でした。

 (8)撮鉄編
  ① 万世橋

  2021.03.27

 子どものころ

 電車の本で見た風景が

 蘇った瞬間でした。

   

② 野尻宿-三留野宿間

  2021.07.10

 特急しなのに100回は、
 遭遇している気がする
 

③ 大井宿

  2021.07.23

 中山道で一番低いガード

 警笛音がし振り向いたら

 運よく撮影出来ました。

(9)道標編

 

① 是より南 木曽路

  2121.06.13

 数ある國境の道標の中で

 木曽路が一番

 テンション上がりました
 

② 中津川の舗装道路

  2021.07.11

 街道路面が特殊舗装で、

 お陰様で迷うこと無く、

 景色に集中出来ました。

 (10)本陣編

 

① 下諏訪宿

  2021.06.12

 なんとなんとなんと、

 二十八代岩波家当主より

 お話を頂けました。

 
 本陣 岩波家  

  中山道随一の名庭園を誇る

  本陣とは江戸時代の宿場で、大名や旗本、役人、勅使など身分の高い
 人 が泊まった公認の宿舎をいいます。

  ここ下諏訪宿本陣の庭園は、深山幽谷の景色と名石を集め10年かけて
 作られました。

  お庭の植物も江戸時代から変わっておらず、明治天皇の玉座となった上
 々段の間から見る四季折々の装いは格別です。

 現在は岩波家28代目が、本陣ならではの貴重な資料や調度品の数々など
 の文化財を今に伝えています。
 
   ② 落合宿

  2011.07.11

 保存状態の良い本陣が、

 見学可能で係りの方に

 丁寧に説明頂きました。


 落合宿本陣

ぎふ17宿の中で、唯一当時の姿を留めている大変貴重な建物です。 

この建物は文化15年(1818)に建てられました。

明治14年に今までの板葺き平屋の建物を、土蔵造二階建てに立て直していますが、玄

 関から上段の間までの内部、加賀藩の前田家から火事見舞に拝領したという正門は昔の

 ままです。

 
 
   ③ 草津宿

  2021.08.22

 中山道終わりの寂しさを

 草津本陣の壮大さが、

 吹き飛ばしてくれました

 草津宿本陣(くさつじゅくほんじん)は、

 当主は代々田中七左衛門を名乗り、「田中七左衛門本陣」と呼ばれた。草津宿にもう1軒置

 かれた本陣も田中家(田中九蔵家)であり、2軒を区別するため、
木材商を営んでいた七左

 衛門本陣は「木屋本陣」とも呼ばれた。

 敷地や建物の大半が現存している中でも最大級であり、国の
史跡に指定されている。 

 wikipediaより
 
  トップページへ
  『まちむら興し塾』会場 《 「高輪蕎麦茶房 ミポーズハウス」の紹介 》
 まちむら興し塾参加の皆さん
 
 説明にも熱が入る 樋口さん
参加者全員 
後列左から 安藤君 小出さん 伊籐さん 宮林さん
前列 長坂 樋口さん 丸中 途中で別の会議に柿澤さん
   
 いつもバッチリ 樋口さん 経験豊富 伊籐さん
   
 いぶし銀 小出さん 超多忙 柿澤さん 
   
 宮林さん 活発に意見を述べる安藤君 
   
 評判がよいカレー 五穀米もあります  樋口さん奥様の手製ピザ 旨い
 柿澤さんからのおもてなし料理 いろいろあって目移り   感謝
 
 ページ先頭へ
 
お問い合せ・会員お申し込み

『まちむら興し塾』事務局
 TEL 047-330-4421
 FAX 047-344-1993
 E-mail: ls-plan@lapis.plala.or.jp